「鎌倉・室町時代」(12世紀末〜16世紀)新たに誕生した武家政権は、大小の内乱を経て次第に支配力を強めていきました。同時に、社会を支える民衆の動きも活発化してきます。 農具や肥料の改良および二毛作の普及は、農作物の生産性を高め、貨幣の流通は地域間の経済を発展させました。こうした人々の働きの中から、現代の暮らしの原型が生まれてきました。 食事風景もその一つです。毎日の食卓には、漆器椀や皿のほか、遠く中国から入ってきた陶磁器が使われ始めます。また台所では、水を貯めたり農作物を保存するための陶器の甕・壺や、穀物をすりつぶす調理用のすり鉢が新たに加わり、食生活にも変化が現れました。そして祭りなどの特別な行事には、京都の文化の影響を受けて、使い捨ての箸や土師器皿が使われました。 |