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体験学習のモデル教材

 以下は、小学校6年生を対象にしたモデル教材です。それぞれの教材の組み合わせ方や教室の進め方は、学習目的や時間に応じ、相談しながら組み立てています。
 近年は、「縄文人の暮らしにふれる」と題した約100分の体験教室が好評です。

縄文人の暮らしにふれる

◎内 容
 出土品解説と古代体験を組み合わせたテーマ体験です。歴史授業の導入のみならず自然とともに生活していた縄文人の知恵を学びワザにふれることにより、総合的な学習効果も期待できます。
体験の様子
 県内遺跡の出土品に触れながら、縄文土器と木の実の関係や、石器の用途と石材の関係を説明。
 古代の衣装を試着しイメージを膨らます。
 黒曜石の切れ味を確かめる。
 クルミを石器で割り、試食することで自然と共生した縄文人の食を理解。
 火おこしを体験し摩擦を利用した縄文人の知恵とワザに触れる。

◎所用時間
 100分〜110分(休み時間も含め2時限分程度)

◎学校で準備していただくもの
 出土品を展示する机の他、金バケツ、掃除用具等が必要です。また、火おこしやクルミ割りで床が汚れる場合もありますので、ブルーシート等用意いただいたほうが良いです。
 なお、発火させるまでの間に焦げた臭いや煙が発生しますので、換気等で支障のない場所で実施する必要があります。

出土品に触れる

◎内 容
体験の様子
 遺跡から出土した実物の縄文土器や弥生土器、石器や石斧等を教室に持ち込み、実際に手に触れていただきながら、センター調査員が説明します。
 通常は教科書の挿絵や博物館の展示ケース越しにしか見る機会のないものですので、本物の迫力を伝えることができます。
 出土品は、埋文センター保管資料の中から、なるべく校下に近い遺跡のものを持参するようにしています。適当な資料がない場合は県内遺跡の中から典型的な資料を選びます。

◎所用時間
 30分程度(他に、簡単な古代体験と組み合わせると効果的です。)

◎学校で準備していただくもの
 出土品を展示する机が必要です。

石器の切れ味を試す

◎内 容
体験の様子
 「石器で本当にモノが切れるのか?」。黒曜石で復元した小型のナイフで紙を切り、素朴な疑問に答えます。
 黒曜石は代表的な石器素材です。ガラス質の岩石ですので刃先は鋭利で、驚くほどスパスパと紙が切れます。反面、割れやすいので、叩いたり、すりつぶしたりする用途には適しません。
 原始的なイメージを持たれやすい縄文人ですが、彼らは自然素材の特性を十分理解し、用途に応じて素材をうまく使い分ける有能な「自然人」でもあったことを学ぶ体験です。

◎所用時間
 15分程度(「出土品に触れる」などのサブメニューとして活用すると効果的です。)

◎学校で準備していただくもの
 体験コーナーを設置するための机とゴミ箱が必要です。

縄文・弥生の火をおこす

体験の様子
◎内 容
 火を使いこなすことは、人間と動物とを区別する指標の一つとされます。火は、暖房や採光のエネルギー源であっただけでなく、何よりも調理の幅を飛躍的に広げ、人々に豊かな食生活をもたらしてきました。
 現代ではライター・マッチが普及していますが、これらが発明される以前、人々はどうやって火をおこしていたのか?実際に体験しながら考えます。体験ではもみぎりで火をおこします。

◎所用時間
 30分〜40分程度(梅雨時など、湿度が高い時期は発火しにくい傾向にあります。)

◎学校で準備していただくもの
 消火用の金バケツの他、火おこしで床が汚れる場合もありますのでブルーシート等用意いただいたほうが良いです。
 なお、発火させるまでの間に焦げた臭いや煙が発生しますので、換気等で支障のない場所で実施する必要があります。

弥生人のワザにふれる

体験の様子
◎内 容
 出土品解説とまが玉づくりを組み合わせたテーマ体験です。まが玉づくりは滑石を材料に作ります。自然の砥石で削って形を整え、弓錐を使って石に穴を開けるワザを体験し、古代の装飾を考えます。

◎所用時間
 100分〜120分程度

◎学校で準備していただくもの
 床に座って体験しますが、滑石の粉がたくさん出るのでブルーシート等必要です。また、出土品を展示する机、雑巾、バケツ等をご用意ください。

弥生の食を考える

体験の様子
◎内 容
 農具などの出土品解説と古代体験を組み合わせたテーマ体験です。古代米の炊飯・試食を加えることで、弥生時代の米作りを通して私たちの食生活を考えます。

◎所用時間
 120分程度

◎学校で準備していただくもの
 出土品を展示する机等をご用意ください。
 なお、古代米の炊飯は復元土器を使い屋外で行います。小さい焚き火程度ができる場所(校庭の片隅など)が必要です。

弥生の布を織る

◎内 容
 布は衣類の素材として、私たちの生活に欠かせないものです。軽くて通気性があり、加工が容易な特性をもつ布は、体に身につける衣類として最適な条件を満たしています。
 布の歴史は縄文時代、アンギンと呼ばれる編み布に始まります。これはスダレと似たような編み方です。弥生時代にはいると、たくさんのタテ糸を上下させながら、間にヨコ糸を挟み込む方式の機織りが大陸から伝わります。
 教室では、現代につながる弥生の機織り体験をメイン教材に、縄文のアンギン編みも交えながら、布を作る技術の発展を体験的に学びます。

◎所用時間
 機織り方法の解説から体得するまで   40〜60分程度
 このあと20cm程度の布を織り上げるまで   20分程度

◎学校で準備していただくもの
 特にありませんが、床に座って体験しますのでブルーシート等用意いただいたほうが良いです。

※機織り体験は用材準備に時間がかかりますので、1回の教室につき機織り教材は10セット以下に限らせていただいております。

縄文土器をつくる

◎内 容
 粘土から縄文土器を作ります。センター調査員が縄文土器の特徴や作り方、野焼きについて指導します。

◎所用時間
 土器の製作 2〜3時間程度(作る土器の大きさや、対象学年によって異なります。)
 野焼き    土器製作から2週間以上の乾燥期間が必要です。野焼きは3時間程度で終了します。

◎学校で準備していただくもの
 粘土や野焼き用燃料などが必要となるため、事前にご相談ください。
 なお、学校の校庭など、野焼きが行える場所が必要です。

※土器づくりは歴史体験だけでなく、陶芸のおもしろさも兼ね備えています。図工などとも関連した総合的な学習効果が期待できますが、反面、教材の準備や製作時間、野焼きの世話等、手の掛かる体験学習でもあります。実施に当たっては十分な事前準備が必要です。

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