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7世紀後半の古代寺院国指定史跡 野々市市 末松廃寺跡 (すえまつはいじあと) 末松廃寺跡は野々市市の南西端、手取川扇状地の扇央部に立地する古代寺院跡です。昭和41、42年の発掘調査で塔、金堂、築地塀(ついじへい)の跡などを発見し、大量の瓦、瓦塔、和同開珎(わどうかいちん)と呼ばれる銀銭などが出土しました。創られた年代は7世紀後半で奈良県の法起寺(ほっきじ)と同じ伽藍配置(がらんはいち)をしています。建てた人は北加賀に本拠を置く有力氏族道君(みちのきみ)といわれています。また、寺の屋根瓦の一部は辰口町(現能美市)湯屋(ゆのや)で焼かれたことがわかっています。
![]() 空から見た末松廃寺跡 ![]() 金堂、塔の跡 寺域の大部分は昭和14年に県内の先鞭を切って国史跡に指定され、昭和43〜45年に塔や金堂の基壇(きだん)などが整備されました。現在、加賀地方で古代寺院の様子がわかる唯一の場所となっています。
公園整備の時に移植した木々は見事に育ち、特に春になると桜がピンクのじゅうたんのような花を見事に咲かせています。お花見がてら古代への想いを馳せてみてはいかがでしょうか。 なお、出土した遺物の一部は野々市市御経塚遺跡に隣接する、ふるさと歴史館で展示しています。こちらでは縄文時代から近世にかけて野々市市の遺跡から見つかった遺物などの展示をしています。お気軽に足をお運び下さい。
※休館日などの情報は事前に各施設にご確認下さい。
『いしかわの遺跡10』より
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