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いしかわ遺跡散歩

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 縄文時代中期の貝塚

国指定史跡 かほく市 上山田貝塚 (かみやまだかいづか)

 かほく市上山田小字和田集落背後の通称「たち山」という、東西約250m、南北約80m、標高約20mの独立した丘陵上に上山田貝塚があります。昭和5年(1930)、旧宇ノ気町字指江の医師久保清氏によって石川県下で最初に発見・発掘された縄文時代中期の貝塚です。
丘陵の入り口に設置された石碑
丘陵の入り口に設置された石碑
平坦な丘陵の上
平坦な丘陵の上(左奥に貝塚)
 丘陵の東先端に近い、くびれ部の北側と南側の斜面に、最大約150cmの貝層が残されていました。鹹水産の貝類も少量混じりますが、イシガイ・オオタニシなどの淡水産貝類とフナなどの魚骨が圧倒的に多い主淡貝塚です。石器・骨角器・獣骨などの遺物も豊富で、当時の生活、気候、地形などを知る上で貴重な遺跡です。また、この遺跡より出土した縄文土器は、北陸地方の同時代中期中葉の標識土器として「上山田式土器」と命名されました。
貝層を取り巻くように植栽されている南貝塚
貝層を取り巻くように植栽されている南貝塚
 上山田貝塚の発掘調査からわかったことは、かつて日本海の一部であった河北潟が、この頃には誕生していたということです。貝塚の西側に広がる沖積地もまだわずかで、河北潟が目前までせまっていた様子が目に浮かぶようです。そして内灘砂丘から続く河北の砂丘も、現在ほど砂が堆積しておらず、日本海の波が眺望できたのではないでしょうか。このようなことを考えながら、当時の暮らしに思いをはせるのもまた楽しいものではないでしょうか。
入園料 無料
所在地 かほく市上山田 <位置図はこちら>
交通 国道159号狩鹿野南交差点から車約3分 JR宇ノ気駅から徒歩約20分
お問合せ かほく市教育委員会生涯学習課 076-283-7137
※休館日などの情報は事前に各施設にご確認下さい。
『いしかわの遺跡11』より

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