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 数々の伝承が残る奇石

県指定史跡 白山市 石の木塚 (いしのきづか)

全景
石の木塚
標柱
 石の木塚は、手取川扇状地の扇端部、白山市石立町に所在しています。塚は5基の四角柱状に加工された凝灰岩の立石により構成され、最大の立石を中心にほぼ東西南北に配置されています。町名の由来ともなっており、正応4(1291)年の『遊行上人縁起絵』に「石立」の名があることから、この頃には既に存在していたと考えられます。
 石の木塚は、その性格については不明とされながらも、古来より広く奇石として知られ、浦島太郎や武蔵坊弁慶にまつわるものや、石の根が能登石動山(せきどうさん)まで続いている等多くの説話や信仰の対象となりながら、現在まで変わらぬ姿で保存され続けている貴重な遺跡として高く評価されています。
 平成5(1993)年に中心石の南西の試掘調査が実施されており、10世紀後半〜11世紀前半の土器が出土しています。また、造立後40〜50pの土の堆積があり、本来の中心石の高さは217pもあったことがわかりました。立石が10世紀代に造立されたとすれば、水陸交通の要衝であった「比楽駅(ひらかえき)」、加賀の国津「比楽湊(ひらかみなと)」に近接して存在した古代交通路関連の遺跡であった可能性が高いと考えられているものです。
入園料
無料(住宅街の一角にあります)
所在地 白山市石立町 <位置図はこちら>
交通 JR北陸本線加賀笠間駅より車で6分
お問合せ 白山市教育委員会文化課 076-274-9573
『いしかわの遺跡28』より

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