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武蔵から運ばれてきた板碑県指定史跡 輪島市 中段の板碑 (ちゅうだのいたび)![]() 中段の板碑 ![]() 板碑のある小堂 輪島市中段町の山裾、「アミダドウ」と呼ばれる平坦地に青い板石で造られた一基の板碑があります。この板碑は、三角形の頭部をもつ阿弥陀三尊種子板碑で、高さ129cm、幅36cm、厚さ4cmを測り、碑面中央に阿弥陀三尊の種子である「キリーク(阿弥陀如来)」、「サ(観音菩薩)」、「サク(勢至菩薩)」を彫り出しています。
板碑の素材は、埼玉県秩父の荒川上流に産地をもつ緑泥片岩で、石川県内では類例の無いものです。製作時期は鎌倉時代末期で、「武蔵型板碑」の特徴をよく備えていることから、武蔵の地で製作され、能登に運び込まれたものとみられています。 さて、この板碑は、その特徴から早くより注目され、すでに大正時代には研究者によって報告されており、近年は歴史資料としての詳細な再評価もなされています。 今回、珠洲市野々江本江寺遺跡より木製の板碑が出土し、「中段の板碑」にも関心が寄せられました。これを機に、ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
『いしかわの遺跡29』より |
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